FPSにおいて『音』は最も重要な情報です。きちんとサウンドプレイで有利に戦いたいのならばサウンドカードは必須になります。
サウンドカードを使用することによって、単純に音質が向上したり、イコライザー(音域調節)によって足音やジャンプ音を大きくし、聞こえやすくしたり出来ます。
サウンドカードとオンボードの違いとは?
オンボードとは、PC(マザーボード)に標準搭載されている音声出力機能のことです。
サウンドカードを取り付けていないパソコンは、このオンボード、つまりマザーボード自体から音声が出力されています。
それに対し、サウンドカードとは、PCに取り付ける音声出力パーツのことを指します。魅力はやはり『イコライザー機能』。それ以外にも、オンボードにはない様々な音の設定が可能になり、ゲームで有利に立てます。
サウンドカードの取り付けは簡単
一見、サウンドカードの取り付けは難しそうに見えますが、慣れると数分もかからない作業です。
取り付ける際にも、他のパーツを外したりする必要が無く、きちんと手順を踏めばまず故障はありえません。
サウンドカードがマザーボードに埋め込まれていることも
最近はゲーミングマザーボードといって、マザーボードにサウンドカードが埋め込まれているモノもあります。
代表的なのがMSI社のゲーミングシリーズで、AVA世界三位クランDeToNatorのメンバーも何人かこのマザーボードを使用しています。
ですが、マザーボードの交換はかなりの手間がかかり、サウンドカードの交換よりもコストが多くかかります。ですので、ゲーミングマザーボードを視野に入れるのは、PCの分解掃除やマザーボード交換の時ぐらいで良いかと思います。
サウンドカードの選び方のポイント
メーカー
サウンドカードで有名なのは、Creative社のSound Blasterシリーズです。
FPSにおいて一番最適なサウンドカードだと言っても過言ではありません。
このSound Blasterを選んでおけば、まず間違いは無いでしょう。
S/N比
シグナル(聞きたい音)とノイズ(雑音)の比率を表した数値です。
単位はdb(デジベル)で表し、このデジベル(S/N比)が高いほど、雑音がなく、クリアな音質だと言えます。
インターフェース
サウンドカードをパソコンに接続する際の、接続端子のことです。
PCI Express
Sound Blaster ZなどのサウンドカードはPCI Express接続、つまりマザーボード自体に取り付けるものです。
多くのサウンドカードは、このPCI Expressで接続します。
USB
Sound Blaster X-Fi Go! Pro r2などのサウンドカードは、USB接続のため、ノートパソコンにもデスクトップパソコンにも取り付けれます。
持ち運びが便利、接続の取り付け・取り外しが簡単というメリットがあるため、オフライン大会用として人気があります。
端子
【6.3mm】・・・音楽の機器類で使用されている端子です。
【3.5mm】・・・一般的な音楽プレイヤーやパソコンなどで使用されている端子です。
イヤホンやヘッドホンでは3.5mmが一般的ですが、サウンドカードによっては6.3mmを搭載していることがあります。
その場合、3.5→6.3変換プラグや、6.3→3.5変換プラグを別途購入する必要があります。
ちなみに変換プラグによる音質劣化はほとんど無いと考えてよいです。
選び方のまとめ
デスクトップパソコンならば、PCI Express接続のサウンドカードがおすすめです。
USB接続のモノより高性能であり、PCケースに収まるため、スペースを取らないからです。
また、FPSなどのゲームをする場合、マザーボードの負担がサウンドカードに分散されるので、パソコン本体の負荷が減少して発熱を抑えてくるメリットもあります。
FPSにおすすめの人気サウンドカードも紹介していますので、何を買えばいいか分からないという人はそちらを参考にしてください。