メカニカルキーボードの軸の種類の違いについて解説

メカニカルキーボード 軸 種類

メカニカルキーボードの中で軸のバリエーションは「赤軸」「青軸」「茶軸」などがありますが、軸の種類によってキーの性能が大きく異なってきます

それぞれのキーの軸について知識をつけておくと、キーボード選びにおいてとても役に立ちます。今回はそれぞれの軸について解説していきます。

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メカニカルキーボードとは

メカニカルキーボード

メカニカルキーボードとは、一般的なキーボードとは違い、キーの内側に特殊なスイッチやバネが仕込まれているキーボードのことです。

このメカニカルの特徴としては、キーを押すときの音である打鍵音が独特で「カチャッ、カチャッ」というスイッチ感のある音がします。そして気持ちの良いクリック感もあり、打鍵音との相性は人を魅了するほど素晴らしいものです。

少し高価なゲーミングキーボードなどには、このメカニカルというタイプが採用されています。

軸色によって性能が違う

軸

そのメカニカルキーボードですが、キーの素材によって[茶][赤][青]などの色に分類されます。今回はすべて解説するのではなく、代表的である3つの「茶軸」「赤軸」「青軸」を解説していきます。

理由としては、たくさんの軸の種類があるなかで、黒や白などと言った軸色は、存在だけでほとんど使われていないというのが現状だからです。

それぞれのキーの軸の違いついて解説

最初のイメージとしては、「赤軸」と「青軸」が対になるような性能で、「茶軸」はその二つのバランス型という感じです。

茶軸(ブラウン)

  • キーの軽さ★★☆(普通)
  • スイッチ感★★☆(ほどよくある)
  • 音の大きさ★★☆(普通)

バランス的な存在にあるのがこの「茶軸」メカニカルキーボードです。

キーを押した時は少し柔らかく感じ、スイッチ感も程よいです。その軽すぎないという打鍵感から使いやすく、とてもバランスが良いキーボード軸です。後述しますが、私はいま茶軸キーボードを使用しています。

赤軸(レッド)

  • キーの軽さ★★★(かなり軽め)
  • スイッチ感★☆☆(あまりない)
  • 音の大きさ★☆☆(かなり静か)

茶軸のキーをすこし軽くし、更にスイッチ感(キーが少し反発するような感覚)を取り除いたものが赤軸です。

そういった静かで軽いという特性によって、指が疲れにくくサクサクと打つことができます。キーの打鍵音も小さいので、マイクがタイピング音を拾いにくいという点もメリットです。

青軸(ブルー)

  • キーの軽さ★☆☆(けっこう重い)
  • スイッチ感★★★(かなりある)
  • 音の大きさ★★★(けっこう大きめ)

茶軸よりも明確なスイッチ感があり、カチャカチャという打鍵音がクセになるほど心地よいので、耳や指に刺激を求めている方におすすめできます。

上の動画でも分かりますが、安物のキーボードでは味わえないタイピング音です。私も青軸の使用経験がありますが、やはり序盤のタイピングの楽しさは最高でした。

ただそういったメリットの反面、そのカチャカチャというタイピング音が「うるさい」と感じる場合もあります。特にマイクを使用する方は要注意でしょう。(といっても普通にプロゲーマーやゲーム配信者もこういった青軸キーボードを使用しているため、結局はマイクやPCの設定に依存します。)

この青軸を選ぶ方は、きちんとしたマイクを使えているか、そして周囲にキーボード音をうるさく感じる人はいないか、といった2点を確認しておきましょう。もし静かなキーボードを求めているならば、上の赤軸か茶軸キーボードがおすすめです。

メカニカルキーボードの軸の違い まとめ

メカニカルキーボード 軸 種類

  • 青軸と赤軸の良いところを取り、バランスが良いのが茶軸
  • 静かな打鍵音、しっとりとしたスイッチ感を求めるなら赤軸
  • キーを押す時の気持ちよさ、心地よさを求めるなら青軸

それぞれの代表的でレビュー評価の良いメカニカルキーボード例は以下です。

結局どの軸を選べばいいのか

キーボード

青軸を使ってみた感想として

ちなみに私は青軸キーボードに変えた経験があるのですが、やはり青軸は楽しいです。キーを押すたびに味わえる心地よさ、キレイな打鍵音、青軸を使用してすぐに魅了されました。

しかし青軸は赤軸よりも少し音が大きいので、静かにタイピングしたいといった時にはちょっとストレスに感じることがありました。(私が神経質なのもありますが)。そしてスイッチ感があるだけに指が疲れやすいのです。

青軸から赤軸にもどした理由

青軸の後は、赤軸を2~3年ほど使用していました。赤軸はスイッチ感が特にありませんが、なめらかでサクサクとタイピングできるため、それもまた「楽しさ」として味わえるのです。私自身ゲーマーであり、そしてこのようなレビュー記事も書くので、疲れにくい赤軸を採用したというのもあります。

青軸をおすすめしないという事ではありません。青軸も楽しいですし、ゲーマーのみならず多くの人が使っています。そして体感的にも青軸のほうが少し多いかなといった印象です。何が大事なのかと言うと、こういった青軸のメリットとデメリットをきちんと把握しておくという事です。

どの軸にするか迷っている方へ

どちらを選ぶか迷っている方は、バランス型の茶軸を選ぶという手段もあります。私も茶軸キーボードであるFILCO Majestouch2 108フルキー茶軸を使用してみて、「いい感じにバランス取れてるなー」と、最近になってメインキーボードにしようかなと検討中です。

私のなかの結論としては「結局、気分によってどの軸を使いたいかどうかはコロコロ変わる」ということです。青軸が楽しい時期もあるし、赤軸が楽しい時期もあるのです。みなさんもどの軸にするかで迷う必要はありません。気になったら手を出す、それぐらいでいいのです。

さて色々長くなりましたが、こういった選んでいる時間も楽しいので、ぜひあなたもメカニカルキーボードを味わってみてはいかがでしょう。

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