『穢翼のユースティア』、みなさんはタイトルの字を読めましたか?
私は読めませんでした!
穢翼(あいよく)です。難しいですね。
読めずにモヤモヤしたまま読み進めてもらう、というのもどうかと思い、前置きを少しさせていただきました。
恐ろしいほどの駄文でしたが、それではレビューをお読みください。
ストーリー
浮遊都市、「ノーヴァス・アイテル」
『不触金鎖』という組織で暗殺者として働いていた主人公、カイム・アストレア
今は娼館街の何でも屋として働き、都市の最下層で生きている。
ある日、『不触金鎖』の頭であるジークフリードから依頼を受け、上層から売られた女性たちを連れて牢獄へ向かう馬車を迎えに行ったが、そこで見たのは女性たちの惨殺死体であった。
その中で1人だけ生きていたのは、背中に羽が生える羽化病に罹患した少女、ユースティアであった―。
この3つの魅力が人気の理由
ヤバイほど飲み込まれる独特のファンタジー物語
プレイして抱いた第一感想としては、シナリオが一級品です。マジで。
ファンタジー的な物語なので目立ったコメディパートは無いのですが、それでも何時間とぶっ続けでプレイしてしまうほどのレベルです。
伏線もキレイに散りばめられ、どんどんテキストを読み進まされます。
序盤、中盤、終盤、全ての章において物語がだれる事はなく、時間を忘れるほどプレイヤーを引き込むシナリオ。
今までに味わったことのない世界観で、自分でも驚くほど熱中していました。
世界観に見合う、美しいCGとBGM
最初は「クセのあるCGだなー」とか思っていた自分を殴りたいです。
ドラゴ○クエストにも劣らないシナリオの濃さ、それに見合った美しいCGとBGMは天下一品。
『穢翼のユースティア』のファンタジーな世界に沿っていて、まさにドンピシャな作風です。
BGMも一つ一つが超丁寧に仕上がっており、心が癒され、作業用には持ってこいのクオリティです。
味わったことのない”牢獄”での生活描写
序盤は、浮遊都市「ノーヴァス・アイテル」の最下層である”牢獄”での生活描写がメインです。
娼館、いわゆる売春宿での出来事や、酒場での交流などなど。
ユースティアならではの独特の描写があり、これも世界観に引き込まれる一因だと思います。
やはりこういった世界で生きている物語には魅了させられ、飽きること無くプレイしてしまいます。
今の現実には無い、昔の民の生活にはなにか憧れのようなものを感じさせられます。
まとめ
Amazonでのレビューが★4.5とかなり良かったため、買ってみたのですがまさに”アタリ”でした。
ゲーム全体の8割はシリアスな物語が展開されますが、日常生活での心が休まるパート、笑いを感じられる場面も多々あります。
キャラゲーのような楽しいシナリオを求めている方にはあまりおすすめ出来ませんが、それでも様々な都市のナゾに迫っていく緊張感は目を見張るものです。
切迫感あふれる、奥深い物語を探しているプレイヤーには超おすすめできる作品、『穢翼のユースティア』です。