『グリザイアの迷宮』のレビューをネタバレ無しで

「グリザイアの迷宮」とは、前作「グリザイアの果実」の続編ディスクです。

ストーリー

まだ俺は、死ぬことを許されていない。

俺にはまだ、麻子の残した言葉がある。

俺は５人の人間を救うまで、死ぬことは許されない。

それが俺に唯一残された、生き残った意味なのだから。

グリザイアの迷宮　公式サイト

大きく分けて８つのストーリーが用意されています。

迷宮のメインディッシュであるのが、このカプリスの繭（風見雄二の過去編）です。

姉との比較、両親の死、過酷な環境での生活、テロリスト養成学校での地獄…等など、様々な過去が描かれたストーリーです。

ボリュームも申し分無く、本作の2/5ほどを占めています。

また、壮絶な過去編なだけあって、”戦闘描写”も前作よりかなり増えており、手に汗握らせてくれる緊張感でした。

そして師匠（日下部麻子）との出会いも鮮明に描写されており、麻子とJBと過ごすパートは個人的に一番楽しめましたね。

グリザイアファンなら文句無しの神内容です。麻子ファンになること間違いなし。

ショートショートシナリオとは、その名の通り、ショートコントシーンを詰め合わせたコンテンツです。

全３３本から構成されており、もちろん笑える内容ばかりです。

本編に入れれなかったコントシーンを、ここぞとばかりに放出してくれましたね。笑

前作でサブキャラクターとして登場した、女キャラたちの妄想Hシーンが見れるコンテンツです。

内容は以下の６つで構成されています。

プレイヤーの「あ～、こんな設定だったらどうだろうな～」という声を聞き入れた超あり得ないシナリオです。

例えば、『もうひとつの冴えたヤリ方（入巣清夏）』では入巣家を黙らせるために「ある行動」に出ます。言わなくても分かると思いますが、アレですね。

サブコンテンツとしては非常に魅力的な内容でした。

前作ヒロイン５名の、その後のストーリーを描いています。

基本的にシリアスな内容は無く、”お笑い”と”H”の要素から成り立っています。

ヒロインとイチャコラし、寮生たちとの笑えるコント…、前作よりもさらに磨きが掛かっていました。笑

カプリスの繭で冷えきった心を癒してくれる、心温まるストーリーになります。もちろん、とても満足させてくれるクオリティでした。

グリザイアの迷宮は「萌えゲーアワード2012」にて、SILVER大賞・ユーザー支持賞・主題歌賞の金賞を獲得しました。

前作である「グリザイアの果実」に続き、群を抜いた高評価を得ています。

グリザイアの果実をプレイした人ならば、迷宮をプレイしない選択肢はありません。笑

主人公の壮絶な過去を味わえる、グリザイアきっての作品となっています。